ウィズセキュア医療機関向けにセキュリティソリューションを提供

フィンランドに拠点を置くWithSecureの日本法人ウィズセキュアは5月16日、同社サイバーセキュリティソリューションを、富士通Japanを通じて医療機関向けに提供開始すると発表した。これにより、ウィズセキュアは病院・診療所などの医療機関が利用するシステムにおいてサーバー保護およびエンドポイント保護(EPP)を提供していく。

迅速な患者対応や医療機関間における情報共有が推進されている医療業界において、セキュリティ対策は必要不可欠とウィズセキュアは述べる。医療機関はサイバー攻撃者にとっては格好の標的となっており、極めてセンシティブな個人情報と言える診療データや既往歴への不正アクセス、電子カルテの改ざんによって引き起こされる誤った投薬/治療行為、ランサムウェアによる電子カルテ閲覧や地域医療情報連携ネットワークの情報共有における障害など、さまざまな危険性に直面しているという。

日本では厚生労働省が「医療機関等におけるサイバーセキュリティ対策の強化について」を発表しており、医療機関に対してより一層のセキュリティ意識の向上/対策強化を促している。