マイクロソフトは、同社ブラウザ「Microsoft Edge」のセキュリティアップデートをリリースした。「Chromium」に明らかとなった脆弱性にくわえて独自の修正も行っている。
「Chromium 121.0.6167.86」「同121.0.6167.85」がリリースされたことを受け、これらバージョンをベースとする「MS Edge 121.0.2277.83」を公開したもの。
「Chromium」では、CVEベースで11件の脆弱性が修正されたが、これらにくわえて「MS Edge」固有の脆弱性6件にも対応したという。
権限昇格の脆弱性「CVE-2024-21326」「CVE-2024-21385」については、重要度を「重要(Important)」とレーティングした。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」におけるベーススコアはそれぞれ「9.6」「8.3」と評価されている。
さらに重要度が「警告(Moderate)」「注意(Low)」とされる脆弱性それぞれ2件を解消した。「MS Edge 121.0.2277.83」にて脆弱性を修正。あわせて拡張安定版となる「同120.0.2210.160」が提供されている。